寺院に建設された経蔵は、僧侶の共有財産である仏教典籍を納める施設です。金沢文庫に隣接する称名寺に建てられた経蔵には、中国・南宋で印刷され、13世紀に「旅してきた」大蔵経が納められていました。大蔵経は、インドで編纂された三蔵(仏の教えを記した経蔵、僧団の規範を記した律蔵、仏教の研究成果を著した論蔵)の漢訳と中国で撰述された著作物とで構成されており、インドから中国へと「旅してきた」仏教の歴史が反映されています。
   本展示では、インド発→称名寺着の仏教史を、「旅する、大蔵経」―称名寺所蔵 重要文化財・宋版一切経―を中心とする文化財からひもときます。
主催 | 神奈川県立金沢文庫 |
会場 | 神奈川県立金沢文庫 |
会期 | 令和5年2月3日(金)~3月21日(火・祝) |
休館日 | 毎週月曜日、2月24日(金) |
観覧時間 | 午前9時~午後4時30分(入館は4時まで) | 交通 | 京浜急行「金沢文庫」駅下車徒歩12分(品川より快特33分) JR根岸線「新杉田」駅接続、シーサイドライン「海の公園南口」駅下車徒歩10分 (最寄り駅から金沢文庫への地図はこちら) ※当館に駐車場はございません(身体障がい者用を除く)。 ご来館の際は、公共交通機関をご利用ください。 |
種別 | 文化財指定 | 作品名 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
1 | 仏典 | 国宝 | 称名寺聖教のうち宋版一切経供養表白、 大唐大和尚東征伝ほか |
称名寺 |
2 | 仏典 | 重文 | 宋版一切経のうち大般若波羅蜜多経巻一、四分律巻五四、 阿毘達磨集異門足論巻八五ほか |
称名寺 |
3 | 絵画 | 重文 | 称名寺絵図 | 称名寺 |
4 | 彫刻 | 県文 | 県文 十大弟子像のうち伝迦葉、伝阿難陀、伝優波離、伝舎利弗、 伝目連、伝迦旃延 |
称名寺 |
5 | 絵画 | 釈迦十六善神図 | 称名寺 | |
6 | 絵画 | 仏涅槃図 | 太寧寺 | |
区分 | 料金 |
---|---|
一般 | 400円 |
20歳未満及び学生 | 250円 |
65歳以上 | 200円 |
高校生 | 100円 |
区分 | 料金 |
---|---|
一般 | 300円 |
20歳未満及び学生 | 200円 |
65歳以上 | 100円 |
高校生 | 100円 |
※備考 団体は20名以上
中学生以下及び教育課程に基づく教育活動として入館する高校生は無料。
障害者手帳/療育手帳/精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、手帳又は、スマートフォンアプリ「ミライロID」の手帳画面の提示で観覧料は免除(無料)となります。介助者の方1名も免除(無料)となります。
図書閲覧室のみの利用は無料。