展示のご案内

展覧会リーフレット

特別展 よみがえる中世のアーカイブズ―いまふたたび出会う古文書たち―

       
 鎌倉幕府執権北条氏の一流にあたる金沢北条氏を確立した北条実時(一二二四〜七六)は、六浦荘(現在の横浜市金沢区)に拠点を置き、菩提寺の称名寺を開き、隣接して金沢文庫を創設しました。金沢文庫は鎌倉屈指の蔵書を誇りましたが、鎌倉幕府滅亡後、称名寺や金沢文庫に収蔵された史料の一部は、長い歴史の中で国内外に流出・散逸しながらも、多くの人びとの手によって守り伝えられてきました。こうした流出資料のうち、最大規模の史料群として、大阪青山歴史文学博物館の所蔵する称名寺旧蔵資料があります。
 大阪青山歴史文学博物館は、多くの文書・典籍を収蔵する博物館です。「本物に触れて学び、感性を磨く」を教育理念の一つとする大阪青山学園が、創設者の塩川利員氏(一九二五〜二〇〇七)によって収集された貴重な文化財を調査・保存・展示するための施設として同館を設立しました。
 本展では、同館所蔵品のうち金沢文庫(称名寺)ゆかりの文化財をお借りし、金沢文庫に収蔵されている関連資料と一堂に会することで、失われた中世文庫(ふみくら)に収められたアーカイブズ(歴史資料群)の豊穣な世界を復元します。
 なお本展は二〇一八〜二〇一九年度東京大学史料編纂所一般共同研究(国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」の書誌学的復原研究―『薄草紙口决』を中心に―)の成果の一部です。

                    
主催 神奈川県立金沢文庫
特別協力 大阪青山歴史文学博物館
協力 東京大学史料編纂所、日本古文書学会、横浜市金沢区役所
会場 神奈川県立金沢文庫
会期 令和3年10月1日(金)~11月28日(日)
休館日 毎週月曜日、11 月4 日(木)、24 日(水)
観覧時間 午前9時~午後4時30分(入館は4時まで) 
交通 京浜急行「金沢文庫」駅下車徒歩12分(品川より快特33分)
JR根岸線「新杉田」駅接続、シーサイドライン「海の公園南口」駅下車徒歩10分
主要展示作品
    種別   文化財指定   作品名   備考
1 典籍    金沢文庫本往生講私記 大阪青山歴史文学博物館
2 古文書    順忍書状 大阪青山歴史文学博物館
3 古文書    金沢貞顕書状 大阪青山歴史文学博物館
4 典籍    金沢文庫本万葉集切 巻第十三 大阪青山歴史文学博物館
5 典籍    孔目章 成仏心要後序 大阪青山歴史文学博物館
6 工芸品 重文 葛箱 称名寺(神奈川県立金沢文庫保管)
7 工芸品    唐櫃 称名寺(神奈川県立金沢文庫保管)
8 典籍    聖教断簡(荘子注疏) 大阪青山歴史文学博物館
9 典籍 国宝 聖教断簡(荘子注疏) 称名寺(神奈川県立金沢文庫管理)


観覧料金


個人 観覧
区分 料金
一般 500円
20歳未満及び学生 400円
65歳以上 200円
高校生 100円
 
団体 観覧
区分 料金
一般 400円
20歳未満及び学生 300円
65歳以上 100円
高校生 100円

※備考 団体は20名以上

中学生以下及び教育課程に基づく教育活動として入館する高校生は無料。
障害者手帳/療育手帳/精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、手帳又は、スマートフォンアプリ「ミライロID」の手帳画面の提示で観覧料は免除(無料)となります。介助者の方1名も免除(無料)となります。
図書閲覧室のみの利用は無料。

ご来館のお客様へのお願い


◆展示室内での注意事項
○携帯電話のご使用や、大声での会話はご遠慮いただき、他のお客様の迷惑にならないよう、静かにご鑑賞下さい。
○展示品・展示ケースにふれないよう、ご注意下さい。
○鉛筆以外の筆記用具の使用は、ご遠慮下さい。
飲食・喫煙はお断りしております。

次回展示予告

令和3年12月3日(金)~令和4年1月23日(日)
特別展
  密教相承―称名寺長老の法脈―