「金沢文庫」の資料

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現在の金沢文庫の収蔵資料はその多くが金沢北条氏の金沢文庫にあった資料と、一族の菩提寺である称名寺に伝わった貴重な資料です。その概要は次のとおりです。

【絵 画】

金沢北条氏歴代(実時、顕時、貞顕、貞将)の肖像画(いずれも国宝)や、称名寺開山の審海上人像(国重文)、極楽寺の忍性像(国重文)などをはじめ、中国からもたらされた十六羅漢像(国重文)や密教絵画など多岐にわたっています。

【彫 刻】

釈迦如来像(国重文)ならびに、その十人の弟子の姿をあらわした十大弟子像(県重文)、鋳造当時の美しい姿を今に伝える金銅製愛染明王像(国重文)ほか、称名寺に伝来した金沢北条氏ゆかりの仏像がその中心を占めます。

【工芸品】

中国との交易によってもたらされた元時代の青磁壺(国重文)や青磁花瓶、日本に現存するものでは唯一と考えられる水晶製の玉華鬘(国重文)、称名寺開山審海が使った密教法具などがあります。

【古 書】

中国・宋代の木版印刷の集大成ともいえる「宋版一切経」(国重文)や、平安時代に書写された『文選集注』(国宝)をはじめ、歴史・政治・文学・宗教などの書籍約13,000冊を保管しています。そのなかには「金沢文庫」の蔵書印をおしたものもあり、わが国の蔵書印としては最も古いものとされています。

【古文書】

「金沢文庫文書」(国重文)として知られるもので、金沢北条氏一族や称名寺の僧侶たちが書いた手紙類など約4,000通が伝わっています。これらは鎌倉時代のひとびとの日常の暮らしぶりをうかがう貴重な資料です。